相模原市印刷広告協同組合について

理事長あいさつ

この度、2021年5月22日の通常総会にて相模原市印刷広告協同組合代表理事に就任いたしました。6期12年の長きにわたり組合を牽引してきた長田功名誉会長の後を継ぎ、改めて身の引き締まる思いです。

現在、新型コロナウイルス感染症が世界的に猛威を振るい、私たちは今まで経験したことのない環境下におかれています。人や物の動きが止まり、コロナ禍はあらゆる産業に影響を及ぼし、様々な業種と関連性を持っている印刷業も大きなダメージを受けています。
印刷業界の構造変化は、インターネット時代の到来とともに始まっていましたが、ウェブ媒体の台頭、オンライン会議やテレワークの推進によりペーパーレス化は急激に加速しました。コロナ終息後も以前の社会様式に戻ることはないでしょう。我々は新しい価値観で新たな社会生活を受け入れ向き合っていかなければなりません。
当組合では、2014年に組合のビジョンを策定した時から印刷業界の未来を見据え、新たなビジネスソリューションの展開を模索して参りました。
組合のビジョンは組合員全員がベクトルを同じくするという目的のもと、毎年、組合員全員で考え更新しています。様々な価値観をもつ組合員がそれぞれの思いをビジョンに託し、力を結集して課題解決に取り組んでおります。

印刷業は地場産業であり地域とは密接なつながりを持っています。地域貢献は企業の社会的使命と考え様々な事業を行っております。
相模原市のアダプト制度を利用した相模川自然の村公園内の「花の広場」の管理は17年にわたります。官民協働事業として、広告協賛で「ナイスガイドさがみはら」や「子育てガイド」等の市民生活に必要な情報が掲載された冊子を作成し、相模原市のコスト負担の削減に協力して参りました。また、広報誌の無料講習会の開催、産学連携で子供たちを対象に電子回路ペンを使ったプログラムを実施するなど、地域に密着した活動を継続して参りました。
現在、コロナ禍で多くの事業に影響が出ておりますが、このような時こそコンテンツの見直しや見極めを行い、SDGsを踏まえた事業展開、そして地元相模原の良さを発信しシビックプライドの向上に繋がる活動の推進に努めて参りたいと考えております。

印刷業がこれからも必要とされる業界でありつづけるため、単なる製造業にとどまらず、人から人へ情報を届けるサービスの担い手であるという視点で、お客様の要望をマーケティングの段階からサポートし、訴求力のある印刷物を提供できるよう一歩踏み込んだサービスを心掛けております。
すべてのステークホルダーに喜びと信頼をお届けできる活力のある組合を目指して参ります。

相模原市印刷広告協同組合
代表理事
山本 博之/相模プリント